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ねずみ豆知識―家ネズミに関して

一言で「ネズミ」と言っても、色々な種類のものが存在します。
ここではその中で、“家ネズミ”と呼ばれる、
人間に混じって暮らすねずみ達について簡単な情報を纏めてみました。

ドブネズミの特徴
クマネズミの特徴
ハツカネズミの特徴
家ネズミの見分け方

家ネズミについて

野外に棲息するアカネズミ、ハタネズミなどを「野ネズミ」と呼ぶのに対して、
人家やその周辺に棲息するネズミを「家ネズミ」と呼びます。

日本に生きるネズミ類のうちでこれに該当するものは、
ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種にほぼ限られるといわれています。

日本の家ネズミのうち最も個体数が多いとされるのはドブネズミですが、
最近は都市部を中心にクマネズミが勢力を伸ばし、
ドブネズミと入れ替わりつつある場所も目立ってきています。

これら家ネズミ類は弱点として、
貯食性、貯脂肪性、冬眠など冬を越すために必要な習性を欠いており、
そのため冬期の食料を人間に頼るために人間の生活の場に入り込んだのでは、
と考えられていますが、その結果として人類とともに世界中に分布を広げ、
かえって他のネズミ類以上に繁栄することとなりました。

ドブネズミの特徴

原産地:アジア中央部

シチロウネズミ(七郎鼠)、ミゾネズミ(溝鼠)、ハトバネズミ(波止場鼠)、
チャイロネズミ(茶色鼠)などの別称があります。

・大型で、体長は20〜25,6cmほどあり、獰猛です。
・主に動物性の食物を食べます。
・棲息場所は主に地下室・下水溝、ビルなどの低階層、水まわり
・泳ぎが得意で、行動は平面的なのが特徴です。
・営巣場所は主に、ビル周辺の植込み、土の中、下水溝など

かつての日本家屋では天井にクマネズミ、台所や下水道にドブネズミ……
と住み分けがされていましたが、戦後の都市化と共に、
他の家ねずみ達を威圧する強さを持つドブネズミがその勢力を伸ばしました。

しかし1970年代頃から高層ビル建築ラッシュが始まると、
大都市ではクマネズミの姿が目立つようになります。
これはドブネズミが高い所へ登るのが苦手な為であり、
高層ビルにクマネズミほど適応出来ないことから起きた変化といわれています。
逆にクマネズミと違い低温に強く、北海道や富士山などの深雪地帯では、
人家から離れた雪の下に棲むこともあります。

データ
体長 220〜260mm
体重 500g
毛色 赤褐色/黒色
寿命 約3年
繁殖可能期間 生後3ヶ月〜2年
妊娠期間 20〜21日
年間の分娩回数 5〜6回
1回の産仔数 約6匹
※平均的な数値を表示

ドブネズミの多くは地下鉄や地下街、川や池の淵に穴居して生息し、
順位性やなわばり性が認められるといわれています。

また棲息条件によっても大きく異なりますが、クマネズミと比較すると、
魚介類や肉など動物質のものを好んで食べる傾向があるようです。

クマネズミの特徴

原産地:アジア南東部

全世界に広く分布する大型ネズミで、日本ではドブネズミと共に家住性の代表種です。

・大型で、体長は15〜22,3cmほど。
・臆病ですが警戒心が強く、学習能力も高い難敵です。
・主に植物性の食物を食べます。
・棲息場所は主に天井裏や屋根裏、ビルの高層階など高所を好む。
・立体的に行動し、電線を渡ったりジャンプ能力が高いのが特徴です。
・営巣場所は屋内となっています

近年大型ビル・高層ビルの増えた日本では、
主要都市のビル内にクマネズミが増え続けています。
ビル内は一年中温度が一定に保たれている為で、冬でも盛んに繁殖し、
東京では特に夏期に繁殖活動が上昇します。

建物内で暮らすクマネズミはビルや天井裏など比較的乾燥した高いところで生活し、
高さと幅が10cmくらいの空間を好む傾向があります。

手足の肉球に滑り止めとなるヒダがあるので登攀(とうはん)力にすぐれ、
電線や水道管なども巧みに渡ることが出来ます。
もともと人間生活への随伴性を身につける前は、
樹上生活が生活の中の重要な要素であったこともあり、
高所への上り下りが非常に得意です。天井裏を騒々しく駆け回るのは、
大抵このクマネズミによるものと思われます。

データ
体長 150〜230mm
体重 200g
毛色 背面・褐色
腹面・黄褐色
寿命 約3年
繁殖可能期間 生後3ヶ月〜2年
妊娠期間 20〜21日
年間の分娩回数 5〜6回
1回の産仔数 約6匹
※平均的な数値を表示

ハツカネズミの特徴

原産地:アジア西南部

妊娠期間が20日程度であることから「はつかねずみ」の名が付いたとされます。

・小型のネズミで、体長は5〜9、10cmほどで、おとなしい性格です。
・主に植物性の食物を食べます。
・棲息場所は農村、湾岸地区、倉庫など
・小型の為、わずかな隙間からでも侵入してくるのが特徴です。
・営巣場所は屋内となっています。

本来は草原性で、草地、田畑、河原、土手、荒れ地、砂丘などに生息します。

クマネズミ属のドブネズミ・クマネズミの2種と同様、
「家ネズミ」として人家や周辺の環境に入り込みますが、
その害はクマネズミ属の家ネズミよりもずっと小さなものです。

夜行性で単独または家族で生活し、雑食性で、特に種子や穀物類を好みます。
人家では家具の隙間などに巣を作り、河原や畑では、
他の動物の掘った巣穴などを利用して生活しています。

クマネズミやドブネズミの幼獣とよく間違えられますが、
大型ネズミの幼獣は頭と肢が全体的に大きいのに対して、
ハツカネズミは均斉がとれているので見分けがつきます。
都市部でも人家やビルに生息していますが、
港湾地域に建てられている穀物倉庫での生息が一番多いと言われています。

データ
体長 60〜90mm
体重 30g
毛色 灰褐色
寿命 約1〜1.5年
繁殖可能期間 生後約5週〜
妊娠期間 17〜20日
年間の分娩回数 6〜10回
1回の産仔数 約6匹
※平均的な数値を表示

草の種や葉っぱ、花、野菜などを食べるので、
しばしばハウス栽培の作物に被害を与えることがあります。

家ネズミの見分け方

「見た目での違い」

パッと見て大きいと感じるものは、ドブネズミかクマネズミのどちらかです。
その2種の場合、クマネズミは耳が比較的大きく前に倒すと目が隠れるので、
ドブネズミ(耳が比較的小さく前に倒しても目に達しない)と区別ができます。

また全体的にドブネズミの方が大柄で、胴も尻尾もクマネズミより太いのが特徴です。

ハツカネズミはドブネズミ、クマネズミの子供と見間違えやすいのですが、
ドブネズミ、クマネズミの子供と比べて足や胴がほっそりしています。

ちなみに管理人の済むマンションではこのハツカネズミも出没しましたが、
小柄で顔立ちもなかなか愛らしく、かなり可愛かった為、
思わず退治の決心が鈍ってしまったという経験があります……。
(結局、忌避剤を用いて遠ざけることしか出来ませんでした)

「出没場所での違い」

各ネズミの項目でも文中で触れてありますが、
それぞれ出没場所によっても種類を見分ける事が可能です。

最も分かりやすい違いが出没場所の高さで、
・ドブネズミは行動が平面的であり、高層を苦手とする
・クマネズミは行動が立体的であり、高い場所を得意とする

ことからも、例えば壁の裏や天井裏をドタバタを走り回るのはクマネズミ、
床下で活動したり巣を作ったりするのはドブネズミと判断できます。

ハツカネズミは一般家庭などではおそらくあまり目にしないと思いますが、
ペットとして飼われている場合があり、それが逃げ出してしまったりすると、
その周辺に住み着くという可能性も考えられます。
が、基本的にはドブネズミ、クマネズミのどちらかであると思った方がいいでしょう。

参考・引用:ウィキペディア



 
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